上部頸椎サブラクセイション(神経伝達妨害)の有無を検査で確認

症状の増減はアジャストメントの判断にはなりません。サブラクセイション時に再現する患者さん固有のパターンを検査から読み取り、アジャストメントの必要性の有無を客観的に示します。

検査方法

カイロプラクティック発祥の地であるアメリカでは、カイロプラクターは医師と同等の地位にあり、レントゲンの撮影ができます。しかし日本に於いては医師以外はレントゲンを撮ることができないため、レントゲンに頼らない検査が必要となります。そこで当協会では、客観的に上部頸椎のズレによる体への影響を知るために、レントゲンに代わる検査を長年用いています。協会認定オフィスでは同じ様式のカルテを使用し、検査項目はすべて統一されています。

検査内容

1.姿勢分析

上部頸椎の変位は頭部の傾きを招き、下部脊柱に補正作用としての骨格の歪みをつくり出します。結果、耳の高さ、肩の高さ、脊柱の歪み、骨盤の歪みが生じます。したがって姿勢をチェックすることは上部頸椎に変位がないかどうかの目安になります。

 

2.重心・足圧測定

上部頸椎サブラクセイション下における重心・足圧分布・荷重比率を確認します。

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3.皮膚表面温度測定

上部頸椎カイロプラクティックの代表的な検査。その人固有の波形を示すサブラクセイション・パターンの再現を確認し、アジャストメントの必要性の大きな判断材料とします。

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4.手足の長短測定

左右の手足の長さの違いも上部頸椎の変位が影響しています。

 

5.筋肉の触診

頸部の筋肉の緊張が上部頸椎の変位の方向を教えてくれます。

 

6.椎骨の触診と可動性(域)

椎骨の動きの制限が上部頸椎の変位の有無の大きなヒントになります。

 

7.レントゲン写真分析

オフィスではレントゲン撮影は行えません。過去にレントゲンやMRI、CTを撮影されて、持参可能な方はお持ち下さい。それにより頸椎の変位を調べます。また海外で上部頸椎カイロプラクティックを受けたことのある方は、持参可能な方はそのデータをお持ち下さい。