哲学・科学・芸術を臨床の柱とする自然療法
首の骨のずれを解消することで、その影響を受けていた脳と体の情報交換が回復し、自分の力による体の内側からの本来の治療を促す。
アメリカで生まれた医療とは異なる視点で体を分析するこの自然療法、上部頸椎カイロプラクティック(スペシフィック・カイロプラクティック)は、カイロプラクティックの発見者であるD.D.パーマーの息子、B.J.パーマーによって確立されました。
このテクニックは、B.J.パーマーがカイロプラクティックを教えるパーマー大学の2代目学長に就任して以来、約30年の歳月を費やして研究し、生涯のうち約60年をカイロプラクティックに捧げた集大成です。
アジャストメントの対象を背骨全体から上部頸椎のみへ
父D.D.パーマーの時代には、背骨全体をアジャストメントの対象としていましたが、息子B.J.パーマーは人生をかけた長年の研究の結果、背骨の中で体に影響を与える根本となる場所を上部頸椎と断定し、病名や症状に関係なく、検査にてサブラクセイションの存在が確認された時だけ、上部頸椎一ヶ所のみをアジャストメントすることで、多くの悩める人たちに健康回復への道を示しました。
※サブラクセイションとは椎骨変位による神経伝達妨害状態のこと。
客観的な科学性で導かれたエビデンス
当初のカイロプラクティックでは、術者の感覚を判断基準としており、科学性が乏しいという一面がありました。そこでB.J.パーマーがカイロプラクティックにX-Ray=レントゲンを導入することで実際の体の中で起きている事が確認出来るようになりました。その後、皮膚温度測定機が開発導入され、さらに科学的な分析が可能となったのです。
変わることない体への自然観
人体は自分自身の体の中に自然治癒力を持っていて、余分な刺激は必要としません。これにはB.J.パーマーの哲学である『自然は助けを必要としない。』という考えが根底にあります。上部頸椎のサブラクセイションをアジャストメント(調整)したあとの事(診断・治療)は、自然にまかせるということなのです。上部頸椎カイロプラクティックは、その哲学と一体化した、宇宙・自然の法則に基づいた、まさに自然療法なのです。
初めて受けられる方、必見!
目的、検査方法、アジャストメント、注意事項などを分かりやすく解説します。